玄宗の宦官 -高力士の生涯-

玄宗の宦官 -高力士の生涯-

諸葛ひかる・著

A5判・オンデマンド ペーパーバック
278ページ
定価:本1,800円(税別)
2022年2月10日発売
ISBN:9784909782656


唐の高力士は、去勢された宦官である。
もとの名は馮元一といい、嶺南(広東)で代々刺史をつとめた名家に生まれた。
ところが、高宗の時代に、父が刺史の交代を迫られる。
一家は馬賊に襲われ、離散する憂き目にあった。
十歳に満たない元一は、家族を守るため、身を売る決心をする。
そして、去勢されて閹児に……。
その後、改名。力士は、都に出るチャンスを掴み、則天武后に仕える。
やがて開元と天宝の盛世をむかえ、力士は玄宗と楊貴妃を支えることになる。
その後も、安史の乱、蜀(四川)への逃亡など、力士は、激変と流転の中で、
いつも玄宗とともにいた。
果たして、最後は……。


■目次■
第一章   故郷
第二章   閹児
第三章   瀧州にて
第四章   司宮台
第五章   則天武后
第六章   長安彷徨
第七章   武后の終焉
第八章   景龍の政変
第九章   李隆基との出会い
第十章   龍池
第十一章  中宗毒殺
第十二章  唐隆の政変
第十三章  睿宗の復位
第十四章  玄宗の即位
第十五章  太平公主
第十六章  高力士の結婚
第十七章  母との再会
第十八章  王毛仲
第十九章  北門奴の消滅
第二十章  新たな動き
第二十一章 武恵妃
第二十二章 三庶人事件
第二十三章 李璵
第二十四章 楊玉環
第二十五章 馬球
第二十六章 蓮花湯
第二十七章 楊太真
第二十八章 開元の終わり
第二十九章 天宝の到来
第三十章  清平調詞
第三十一章 楊貴妃
第三十二章 楊氏一族の栄華
第三十三章 風波
第三十四章 高力士の威勢
第三十五章 朝廷内闘争
第三十六章 安禄山の怨嗟
第三十七章 安史の乱、前夜
第三十八章 安史の乱
第三十九章 潼関陥落
第四十章  都落ち
第四十一章 蜀へ
第四十二章 帰京
第四十三章 晩景


●プリント・オン・デマンド出版の本です
以下の書店で購入できます
honto
amazon
※一般の書店では販売していません