
句集 笑う円錐
木村オサム・著
ちょっと変、だけど真剣。
第1回鈴木六林男賞・第33回西東三鬼賞を受賞した木村オサムの不思議な味わいの第一句集。
《収録句より》
花疲れ鳩に他人のパンをやる
ワトソン君しゃぼん玉ならどうだろう
どちらかというとプールの隅にいた
夕立よ来いそのための石がある
丸刈りの男の長居終戦日
全員が無能な感じ芒原
どんぐりで払えるし見晴らしも良い
炬燵からあれこれと言うだけの人
この咬まれ跡は恋だな更衣
うすものを羽織り円錐笑いだす
卒業の筒と落第の円錐
一言も喋らず習うどんぐり語
そのことでどんぐりになったならすまん
待つことに慣れてどんぐり山となる
こうもりの和音の交差暮の春
四六判上製本 180ページ
定価 本体1500円(税別)
2026年10月20日発行
ISBN:9784911726020
◎著者プロフィール
木村オサム(きむら おさむ)
1961年神戸市生まれ。2005年から俳句を始める。
「玄鳥」を経て現在無所属。
2022年第一回鈴木六林男賞受賞。2026年第三十三回西東三鬼賞受賞。
現代俳句協会会員。
まちの出版社 リトルズ